- いとゆう
- いとゆう【糸遊】(1)晩秋や早春の頃, 空中に蜘蛛(クモ)の糸が浮遊する現象。 あるかなきかのものにたとえられることが多い。 遊糸。
「霞晴れみどりの空ものどけくてあるかなきかに遊ぶ~/和漢朗詠(雑)」
(2)「陽炎(カゲロウ)」に同じ。 ﹝季﹞春。(3)〔漢語「遊糸」の訓読みによって生じた語ともいわれるが未詳。 あるいは「糸木綿(イトユウ)」より出た語か〕透けて見える薄い布帛(フハク)。〔「糸結」とも書く〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.